Vine Linux に Wine を呑ませてみる

今日のお題は、Wine で Windows アプリケーションを使ってみることでございます。
ここでいう Wine とは、葡萄酒ではなく、x86 アーキテクチャで…ぶっちゃけますと、UNIX(系)OS 上で、Microsoft Windows プログラムを実行するためのライブラリでございます。

Vine LinuxWine を呑ませる」などと擬人化すると、なんだか共食いみたいで、倫理的に嫌な響きがございますが。

Wine HQ のダウンロードページから、wine-0.9.54.tar.bz2 をダウンロードします。


$ tar jxvf wine-0.9.54.tar.bz2
$ cd wine-0.9.54

User Guide に従い、インストールします。

$ ./tools/wineinstall
(略)
We need to install wine as root user, do you want us to build wine,
'su root' and install Wine?  Enter 'no' to continue without installing
(yes/no) yes

結構時間がかかりますので、気長に待ちましょう。
途中、スーパーユーザになるためのパスワードの入力を求められます。

終わったら、

$ source ~/.cshrc (.bashrc)

などとして、コマンドパスをもう一度読み込ませておきます。

Wine の設定をします。

$ winecfg
wine: creating configuration directory '/home/hoge/.wine'...

[画面]でとりあえず、
デスクトップをエミュレートする
1024x768にしておきます。

[アプリケーションの追加]で Default を選択し、Windows XP に変更しておきます。

iTuness 7.6 for Windows XP or Vista を試してみたのですが、うまくいかないので、別のアプリを試してみました。地震の観測波を解析するソフトです。

WAVEANA3  から waveana3.lzh をダウンロードし、解凍します。

$ mkdir Waveana
$ cd Waveana
$ lha -x waveana3.lzh
$ wine Waveana3.exe

成功しました。

Wine1

個人的には、iTunes と Illustrator CS3 を Wine 上でなんとか使えるレベルで動かしたいものですが、海外での動作報告もまだ見当たらないようですね。

これらも試行錯誤してみて、うまくいきましたら御報告いたします。これから忙しいシーズンになりますので、時間がとれるといいのですが。


 

…あぁ、ワインのみたくなってきました。
でも明日は仕事なので、お休みなさいませ。

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Vine Linux で KeyJnote を使ってみる

読者様から、
「大学で参照するのにリラックマはちょっと恥ずかしい」
との御意見を戴いた管理人でございます。

確かに活気溢れるアカデミックな場で、この脱力系ゆるキャラテンプレートはいただけないかもしれません。

まあ、このテンプレートには、熊の入浴シーンくらいしか出てきませんから、例え大学や会社で閲覧したとしても、セクハラには引っかからないと思いますので、御容赦下さいませ。


プレゼンテーションソフトの主流といえば、

  • Microsoft PowerPoint (Win/Mac)
  • OpenOffice.org Impress (Win/Mac/Linux)
  • Keynote (Mac)

といったところでしょうか。

これらは、原稿の作成中から視覚に訴えるものがあるので、分かり易くて魅力的なのですが、数式を貼りつけたり、フォントの大きさや位置を手で調整したり、こういった作業が個人的には面倒に思うこともございます。

私は物書きを LaTeX on Linux で行いますので、プレゼンテーション用の原稿も TeX の slide クラスや powersem で作成し、PDFに変換します。そして、Adobe Reader のフルスクリーンモードをプレゼンテーションプログラムとして使用します。
高価なプレゼンテーションソフトを購入する必要もありませんし、表も数式も section タイトルも contents も、慣れたTeX のコマンドなので楽です。
プレゼンの元ネタになる TeX article でもあれば、それのコピー&ペーストで作業が大幅に省けます。
さらに、原稿ファイルが PDF ファイルですから、どのディストリビューションであっても大抵 PDF ビューアはインストールされているので、ディストリビューションを問わず、出先で借りたパソコンでプレゼンがほぼ可能です。

私のプレゼンでは動画を見せることもなければ、文字が降り注いでくるなどの派手なアクションも必要ないので、
(せいぜい、Adobe Reader の画面の切替えくらいです)
この方法で十分なのですが、PowerPoint や Keynote のプレゼンを見ていると、時代に取り残されたような寂しさと羨ましさも感じます。


ということで、探して参りました。

KeyJnote           Jをとったら Keynote


どこまで市販のソフトに迫れるかはわかりませんが、インストールしてみました。

KeyJnote はいくつかの Python パッケージに依存するのですが、その中には Vine が提供していないパッケージも含まれますので、十分ご注意の上、自己責任でお願い致します。私はニシキヘビ使いではございませんので、Python は詳細がさっぱりわかりません。

環境は Vine Linux 4.2 (python-2.4.4-0vl1.2) でございます。

KeyJnoteのページによりますと、必要なパッケージは

  • Python
  • PyOpenGL
  • PyGame
  • PIL
  • Xpdf, GhostScript

あたりのようです。Python, Xpdf, Ghostscript は Vine のデフォルトで導入済みと思います。

PILをインストールしておきましょう。

$ sudo apt-get install python-imaging


PyGame をインストールします。

ホームディレクトリに適当な作業ディレクトリを作って、その下でインストール作業を行います。

$ mkdir KeyJnote
$ cd KeyJnote

PyGameのページからダウンロードのページに移り、ファイル

をダウンロードし、展開してインストールします。

$ tar zxvf pygame-1.7.1release.tar.gz
$ cd pygame-1.7.1release/
$ sudo python setup.py

テストしてみましょう。

$ python run_tests.py
loading base_test
loading image_test
loading rect_test
.........................................
----------------------------------------------------------------------
Ran 41 tests in 0.471s

OK

うまくいったようです。

PyOpenGL をインストールします。

$ cd ~/KeyJnote

PyOpenGL のインストールページを読むと、卵ベースでセットアップするのが標準的インストールなのだそうなので

Python @ 7bit を参照して、EasyInstallを導入します。

$ wget http://peak.telecommunity.com/dist/ez_setup.py

$ sudo python ez_setup.py

Downloading http://pypi.python.org/packages/2.4/s/setuptools/setuptools-0.6c7-py2.4.egg
Processing setuptools-0.6c7-py2.4.egg
creating /usr/lib/python2.4/site-packages/setuptools-0.6c7-py2.4.egg
Extracting setuptools-0.6c7-py2.4.egg to /usr/lib/python2.4/site-packages
Adding setuptools 0.6c7 to easy-install.pth file
Installing easy_install script to /usr/bin
Installing easy_install-2.4 script to /usr/bin

Installed /usr/lib/python2.4/site-packages/setuptools-0.6c7-py2.4.egg
Processing dependencies for setuptools==0.6c7
Finished processing dependencies for setuptools==0.6c7


$ source ~/.cshrc (.bashrc)

easy_installが使えるようになりました。

PyOpenGLをインストールしてみます。

$ sudo easy_install PyOpenGL

Searching for PyOpenGL
Reading http://pypi.python.org/simple/PyOpenGL/
Reading http://pyopengl.sourceforge.net/ctypes/
Reading http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=5988
Reading http://pyopengl.sourceforge.net
Best match: PyOpenGL 3.0.0b1
Downloading http://downloads.sourceforge.net/pyopengl/PyOpenGL-3.0.0b1.zip?modtime=1199092822&big_mirror=0
Processing PyOpenGL-3.0.0b1.zip
Running PyOpenGL-3.0.0b1/setup.py -q bdist_egg --dist-dir /tmp/easy_install-axo3Hv/PyOpenGL-3.0.0b1/egg-dist-tmp-xyRJvv
Adding PyOpenGL 3.0.0b1 to easy-install.pth file

Installed /usr/lib/python2.4/site-packages/PyOpenGL-3.0.0b1-py2.4.egg
Processing dependencies for PyOpenGL
Searching for ctypes
Reading http://pypi.python.org/simple/ctypes/
Reading http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=71702
Reading http://starship.python.net/crew/theller/ctypes/
Reading http://starship.python.net/crew/theller/ctypes.html
Best match: ctypes 1.0.2
Downloading http://downloads.sourceforge.net/ctypes/ctypes-1.0.2.tar.gz?modtime=1179259137&big_mirror=0
Processing ctypes-1.0.2.tar.gz
Running ctypes-1.0.2/setup.py -q bdist_egg --dist-dir /tmp/easy_install-feEuVf/ctypes-1.0.2/egg-dist-tmp-xrMPAX
warning: no files found matching 'MANIFEST'
warning: no files found matching 'NEWS.txt'
warning: no files found matching 'ctypes/.CTYPES_DEVEL'
Configuring static FFI library:
cd build/temp.linux-i686-2.4/libffi && env CFLAGS='' '/tmp/easy_install-feEuVf/ctypes-1.0.2/source/libffi/configure'
checking build system type... i686-pc-linux-gnu

(略)

Adding ctypes 1.0.2 to easy-install.pth file

Installed /usr/lib/python2.4/site-packages/ctypes-1.0.2-py2.4-linux-i686.egg
Finished processing dependencies for PyOpenGL


うまくいったようです。

KeyJnoteをインストールします


KeyJnote
のダウンロードページから、ファイル KeyJnote-0.10.1a.tar.gz をダウンロードし、展開します。

$ tar zxvf KeyJnote-0.10.1a.tar.gz
$ cd KeyJnote-0.10.1a/

デモファイルを試してみましょう。

$ ./keyjnote.py demo.pdf

Welcome to KeyJnote version 0.10.1a
Detected screen size: 1400x1050 pixels
Using GL_ARB_texture_rectangle.
I'm sorry, but your graphics card is not capable of rendering presentations
in this resolution. Either the texture memory is exhausted, or there is no
support for large textures (1400x1050). Please try to run KeyJnote in a
smaller resolution using the -g command-line option.
TexCoord2f: 1

失敗していろいろ怒られました。よくわかりませんが、解像度が高すぎるのが原因のようです。
とりあえずオプションで解像度を下げてみます。

$ ./keyjnote.py -g 1024x768 demo.pdf

うまくいきました。
keyjnote.py は、$HOME/bin や /usr/local/bin などのパスの通ったところにコピーしておきましょう。

基本的な使い方は、demo.pdf の内容に書いてありますので、スライドの指示に従えば身につきます。

スポットライトやズーム機能、TABキーでの Over View はなかなかよい感じです。
しかし解像度が落ちるのは、難点ですね。
動画やペン機能は非対応です。しおりや、ハイパーリンクは簡単に使えるのでしょうか?





今回のネタは、Linux でプレゼンテーションソフトに拘ってみることでしたが、









私、プレゼンが苦手です。


えぇ、「超」がつくほど… orz

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Vine Linux で文献管理ソフト JabRef を設定してみる

昼夜の区別がなくなってきた管理人でございます。

ごはんを食べるタイミングに、ふと疑問を持ち始めるこの頃でございます。
寝る前に食べていいのか、とか、食事と食事の間の時間は適切か、とか、一日二食でいいのか、とか、これは朝ごはんなのか、とか。

まあ、どうでもいいですが。

JabRef 日本語表示と設定について、少々書き足します。

まず、table の日本語表示は
[Option] -> [Preferences] -> [Appearance] -> [Set table font]
の Font Family を日本語の表示できる font に設定します。
ここでは VL PGothic を選んでみました。

Pref_appear

preview の日本語表示は
[Option] -> [Preferences] -> [Entry Previe]
の <font face = "arial"> の arial の箇所を日本語の表示できる font に書き換えます。

Pref_entryprev

英語文献はこんな感じです。

Jabref_article1_2


日本語文献はこんな感じです。日本語が表示できています。

Jabref_book1

おや、タブは日本語が表示されませんね。

Jabref_book2_2

JabRef のファイルのどこかにある font の箇所を修正すればよさそうなのですが…今後の課題にしましょう。

おまけに、Gnome パネルのカスタムアプリケーションの追加についてです。
パネルを右クリックして「パネルへ追加」「カスタムアプリケーションの追加」を選びます。
ランチャの作成に以下のように記入します。

Icon1_2

コマンドには、ダウンロードした JabRef-2.2.jar のあるフルパスで実行するように記述しておきます。
アイコンは、どこか適当なところで

$ unzip JabRef-2.2.jar

として zip file を解凍すると、images  ディレクトリにアイコン画像があるので、それを選択します。

"JR" のロゴなのでしょうけど、 ほとんど "R" に見えますね。

というか、むしろ、Japan Railway Company...

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Vine Linux に PGPLOT をいれてみる

職場に泊まって、シャワーを浴びていたら、鏡に写った自分の腹筋が、うっすら六大陸にプレートテクトニクス…筋トレの成果というよりは、やつれて脂肪層が減ったためな気がする管理人です。


乗り切れ自分。〓■●


熱暴走気味ですが、今日もメモです。


Vine Linux に PGPLOT をインストールしました。
こことかこことかを参考に、さくさくインストール。

CSH系を使っているので、.cshrc に環境変数 LD_LIBRARY_PATH をなどを追加記述すれば OK.

# PGPLOT
setenv PGPLOT_DIR /usr/local/pgplot
setenv PGPLOT_DEV /xserv
setenv LD_LIBRARY_PATH  /usr/local/pgplot:/usr/FFC/lib:/usr/local/lib

次回予告、簡単な C++ からの PGPLOT の使い方。

予定は未定…ですが。

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complex 型で宣言した変数に複素数を代入してみる

急に暑くなったので、体温調節がうまくいかなくなってしまったのか、ダレ気味な管理人です。


なぞの爬虫類。



きまぐれに複素演算メモなど。

C++ には STL で complex.h があるので、

#include<complex>

で複素演算が行えます。四則演算や初等関数(三角関数とか指数関数とか対数とか)も扱えますが、

complex 型で宣言した変数へ複素数を代入するときは、宣言時での初期化をするときしかできません。

// OK
complex<double> val_1(1.0,2.0);   // 1+2i

// NG
complex<double> val_2;
val_2=(1.0,2.0);

val_2、には実数が代入されてしまいます。(val_2 = 2.0)

complex<double> val_3;
val_3=complex<double>(1.0,2.0);

とする必要があります。実部と虚部を複素数型の変数へ一括代入するときに良く使います。

さて、体調管理に気を付けて、この夏を乗り切らなくてはいけませんね…。

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